この本(利己的な遺伝子)の論旨でいうならば、
意識とは、実行上の決定権をもつ生存機械が、
究極的な主人である遺伝子から開放されるという進化傾向の極致だ
と考えることができる。」
---リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」(日高ら訳)
…遠いところに引越しをして心機一転かと思えば、
そうでもなかった今日この頃でした。
インターネットもやっとつながった。
(続き)
青写真は設計図だ。それをもとに万能建設機が自分自身を作る。
問題なのは、設計図のなかに自分自身、
つまり設計図が丸々記述されていることになれば、
設計図が無限に大きな情報をもたなければならなくなってしまうことだ。
(あらすじ・終)
ここで、ひとひねりの考えが必要になる。
大切なのは
設計図を元の設計図から作る。
その際に元の設計図の中が無限にならないように作る。
(次の設計図の情報が全部1から10まで含まないように作る)
この問題を解決するのは次のことだ。
その答えは
青写真に書いてある情報を「命令」として実行するのではなく、
青写真をただの「意味のなさない機械」として複製することである。
青写真には今のところ、
"万能建設機"、"計算機械"
を造るための命令だけが含まれていればよく、
"それらを造るための青写真"
を造るための命令は入れない。
万能建設機械は設計図を「命令」として読み取り忠実に実行するので、
そのままではそこに書かれていることを実行してしまう。
そこで、万能建設機にはスイッチのようなものが必要となる。
青写真で命令されている"万能建設機"、"計算機械"
を造ることを実行し、完了した後に切り替わり、
直前と同様に青写真を読み取るのだが今度は
「そのもの」を造る。それを新しい自己再製機械の「青写真」として与える。
このスイッチのようなものが重要である。
これは「監督機」と呼ばれるものである。
監督機の重要な役割は(繰り返すことになるが)
"万能建設機"、"計算機械"、("監督機")を造り終えたことを判断し、
青写真そのものを複製し、
それを新しい自己再製機械の「青写真」として与えることだ。
青写真には"監督機"を造るための命令も追加で必要となる。
これにより、これら一連のものは自分自身を造れることになる。
これら一連のものが自己再製機械の最低の単位となる。
自己再製するものに順次その他の機能を付け加えることもできる。
それは青写真に「命令」として、
無限でない有限な大きさの情報を追加すればいいことである。
それは例えば「他に漂う部品を使って車を組み立てろ」のような命令を。
多少強引ではあるが、いくつかの仮定から論理的には
「自己再製機能」をもつ機械が作れることは、
不可能ではないことが証明される。
(参考文献:ライフゲイムの宇宙)
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